松江北消防署の斎藤さん 懸垂でギネス記録 – 山陰中央新報

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認定書を手にポーズを決める斎藤祐美さん=松江市学園南1丁目、同市消防本部

 松江市北消防署の女性消防士、斎藤祐美さん(29)=島根県津和野町池村出身=が、1分間の懸垂回数で30回を記録し、女性部門のギネス記録に認定された。消防に入った直後は1回もできなかったが、2年前からギネス記録を目指して毎日800回を課し、自分を追い込んだ。「2年を費やしてつかんだ夢。とてもうれしく、自信になる」と喜びをかみしめている。

 4月末、松江市消防本部(松江市学園南1丁目)の屋内訓練場。斎藤さんは、ギネスワールドレコーズ社(英国)に提出するため4方向のビデオカメラに囲まれ、記録に挑んだ。「体が普段より軽かった。いける」。20回を超え、乳酸が蓄積してペースは落ちたが「気合だ」と踏ん張り、32回を記録。2回は姿勢が乱れていたとしてカウントされなかったが、これまでの28回を塗り替えた。

 2010年に採用された斎藤さんは、津和野高校でバスケットボール、広島文教女子大でサッカーに励んだ。しかし、懸垂は全くできなかった。消防に入り、楽々とこなす周囲を見て悔しさがこみ上げた。

 「目標があった方が力が入る」とギネス記録を目指したのは2年前。自宅に専用の器具を設置し、松江市内のスポーツクラブで鍛えた。35キロの重りをつけたり、タイムを計ったりするなど工夫し、毎日800回、多い日には千回をこなした。「終わった後に飲むプロテインは最高」と栄養もしっかり摂取し、Tシャツのサイズは一回り大きくなった。

 身長160センチ、体重48キロ。肩幅よりやや広めに鉄棒を握り、肩甲骨を覆うようについている広背筋を使うフォームを意識する。大きな筋肉を有効に使うと疲労を軽減できるという。

 警防隊に所属し、火災をはじめとした災害対応、小学校での訓練指導を職務とする。松江市北消防署の福島貢副署長は「きめ細かい対応ができるし、男性に引けを取らない身体能力がある」と高く評価し、松浦正敬市長も「まさに希望の星」とたたえる。

 懸垂は全身のバランスを整えられるという。斎藤さんは「女性消防士という存在に目を向けてもらうきっかけになればうれしい。懸垂以外でも世界一を目指したい」と誓った。






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