Xperia XZ Premium自腹レビュー。デザイン・レスポンス・液晶とも心地良く、手放せなくなるモデル – Engadget 日本版

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なお、海外版のレビューは、下記記事を参照ください。
ソニーの4Kスマホ「Xperia XZ Premium」を徹底解剖!前モデルとの差が歴然なワケ

▲サイズだけを見ると、大きいのは確かです(底面側が本機。天面側はXperia XZです)

最初のポイントは、本体の大きさ。ディスプレイサイズが5.5型ということもあり、当然本体サイズは大きくなります。が、自分のような大人の男性の手であれば十分に握れるサイズ感です。

ただし女性には大きすぎるところはあるでしょうし、ポケットやカバンにしまうにしても、その大きさから取り回しはより小さいモデルと比較すれば若干損なわれます。

また、同時期に出たGalaxy S8シリーズが「前面がほぼ画面」になっているデザインであるのと比べると、Xperia XZ Premiumは特に上下のベゼルの占める割合が多いなという印象もあります。

両サイドのベゼルに関しても、自社のXperia XA1 Ultraが非常に狭ベゼルになっていることから、もうちょっとがんばれたんじゃ?と思わなくもありません。

ですが、全体的なデザインは綺麗にまとまっています。とくに、Xperia XZと共通ながらも、本体の上部と下部の金属パーツに滑らかなカットが施されていたり、ボディカラーと一体化したベゼル、スリットのないフラットな背面などは特筆もの。

また、本体色も気に入りました。Xperia Z5 Premiumの時から、Premiumシリーズは輝くピカピカボディが特徴。XZ Premiumでも、ルミナスクロムはまさに表も裏も鏡のような光沢具合です。対して、今回筆者の購入したディープシーブラックは、黒というよりも深い青といった感じで、素材感ともあいまって所有欲を満たせます。

本体サイド面にある指紋認証つき電源ボタンがマットブラック仕上げになっている点も、Xperiaでは珍しく、シリーズを通して使っているユーザーとしてはそそられます。

そしてもちろん、基本スペックはハイエンド仕様。プロセッサーはクアルコムの最上位となるSnapdragon 835(MSM8998)で、メモリー(RAM)も4GB、ストレージ(ROM)も64GBと充実しています。

Xperia Z4/Z5世代の頃にいろいろな面で問題になった発熱も、さすがに対策が進んでおり、筆者の使い方では悩まされることはありませんでした。
また、Xperiaのフラッグシップモデルでいつも突っ込まれる「メモリーがフラッグシップなのに少ない」という点も、今回はしっかり4GBを載せています。

これらにより、レスポンスは快適そのもの。​ミッドレンジモデルにありがちな、「大丈夫そうに思わせておいて、たまに処理がつまってプチフリーズする」という、イライラする挙動はまったくありません。

接続端子はUSB Type-Cですが、それだけではなく、USB3.0の高速転送(5Gbps)に対応したのもポイント。内蔵ストレージが従来のeMMCからより高速なUFSタイプになっている点と合わせて、データ転送もとても速くなりました。

従来モデルではPCとUSBケーブルで接続したときに、フォルダやファイルの表示すら遅くてイライラすることがありましたが、Xperia XZ Premiumではすぐに表示。データの転送時間も速くなっているのでストレスがかなり減りました。

さらに、バッテリーの持ち具合も良好。もちろん使い方によるものの、Xperia Z5 Premiumと比べるとかなりの余裕があります。バッテリー残量が不安で1日を過ごすなんてことはほとんどありません。

Quick Charge 3.0に対応してるので充電も早いという点も嬉しいところ。途中で充電できる環境があれば短い時間でより多く回復できるのもポイントです。

続いては、NTTドコモ版ならではのポイントに関して紹介しましょう。まずはロゴ。今回も背面に、お約束的な「NTT docomo」ロゴが入っています。そろそろメーカーのアイデンティくらいそのままにしておいても良いんじゃ……いやなんでもありません。

幸いなことに色などからあまり目立たないことが救いです。またその代わり?として、NTTdocomoの高速回線が使えます。

現状ではまだ予定の段階ですが、2017年8月から受信最大788Mbpsに高速化されたPREMIUM 4G(送信は最大50Mbps)が使えるようになるので、通信速度的にはアドバンテージもあります。


▲発色の違いがわかりやすいカット。上のXZ Premiumは青みがかった感じが薄れ、自然な発色に近くなっています

そしてXperia XZ Premium最大の特徴といえば、5.5インチの大画面に、4K(3840×2160)解像度を表示可能な点でしょう。

4Kディスプレイスマホとしては、1年半前(2015年末)にXperia Z5 Premiumが登場していましたが、XZ PremiumはZ5と比べても、ディスプレイのあらゆる方面でのブラッシュアップが感じられます。

まずは何と言っても、ディスプレイ輝度が上がっている点。室内はもちろんのこと屋外の明るいところでも視認性が良くなっています。

また、発色に関しても良好。Xperia XZの画面は素のままではかなり青みがかっているため、「ホワイトバランス」設定から調整する必要があったものの、Xperia XZ Premiumは自然な発色に近づいています。

さらに画質調整関連の設定に関しても、Xperiaシリーズとして世代が新しいものになっています。

とくに嬉しいのは、新しく加わった「色域とコントラスト」の調整を「プロフェッショナルモード」にすることで、sRGBの色域により原色に忠実に表現してくれる点。

このモードは、デジタルカメラの写真を確認するのには最適です​​​​​。Xperia XZ Premiumの高解像度表示を活かしてキメの細かいところまで視認でき、かつ色味も、よりオリジナルにより近い画質でチェックできるのです。

もちろん従来の画質モードも継承。トリルミナスディスプレイ for mobileの鮮やかな色域を利用する「スタンダードモード」や、より強調された色彩となる「ダイナミックモード」で映像を楽しむ事もできます。

また、Xperia Z5 Premiumが発売された時は、いくら4K表示できるようになったとはいえ、対応するアプリは一部。実質的には、写真を見るか、4K動画を撮って見るか……といったことぐらいしか、恩恵を活かせる使い道がありませんでした。

Xperia XZ Premiumは、使い道もより広がっています。とくに、​​​​4Kに加えてHDR(ハイダイナミックレンジ)作品への対応も備わったこと、そしてdTVやAmazon プライム・ビデオといった動画配信サービスで、モバイル向けの4K HDRコンテンツが配信されるようになったことにより、すぐに超高画質コンテンツを堪能できるようになりました。

さらにHDR対応作品は、フルHDですらも明らかに綺麗な画質で視聴できるのもポイント。圧倒的に動画を見ることが楽しくなります。

もう一つの大きな特徴は、やはりカメラ。Xperia XZsと合わせて刷新され、約1900万画素と画素数を抑えたメモリー積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS for mobileをベースにした「Motion Eyeカメラシステム」となりました。

ネーミングが一昔前になったVIAO C1というカメラと同じだなーと感じた人はきっとVAIOクラスタに違いありません。

さて、Motion Eyeで可能となった撮影モードは2つ。「先読み撮影」と「スーパースローモーション撮影」です。

先読み撮影は、使うことを意識していなくても「おまかせオート」で撮った際、動きの速い被写体であれば自動的に4枚分の画像をバッファしてくれているという機能。4枚の画像のうち、意図した瞬間を後から選べる余地があるので。かなり重宝します。

「スーパースローモーション撮影」は、最高960fps(960枚秒)の動画を撮影できるモード。実際に試してみる前は「わざわざ使わないかも……」と思っていたところ、カンタンに遊べてしまうので​​​​​、ついつい撮影したくなります。

4K動画撮影となると、ストレージの消費が激しいせいでおいそれとは撮れませんが、スーパースローモーションは「おもしろ動画が撮れればSNSにアップしよう」といった導線もあるので、より楽しめる印象です。

さて気になるのが、ネット上でも指摘されている「カメラの歪み」についてでしょう。筆者は主に写真はデジタル一眼カメラからの転送をメインにしていたため気づくのが遅れましたが、調べてみると多少なりとも確認できました。

ただし、風景写真や飯テロ画像などではわかりにくい場合がほとんど。特に整然と並んだ固有の被写体、キーボードやビルのような直線的な画像であればわかりやすいかもしれません。

一般のカメラ用レンズにも歪曲収差がありますが(他にもたくさんの収差があります)、最近ではソフトウェアで補正する機能も備えたカメラもあります。全く同じはいかないかもしれませんが、そういった補正アップデートをしてくれる事を望みたいところです。

結論をまとめましょう。正直なところ、Xperia XZが非常に完成度が高かったことから、十分に満足するレベルだったため、一時期は「あえてXperia XZ Premiumは買う必要はないんじゃないか」と思っていました。

ただ、どうしてもかつてのXperia Z Ultraのような大画面モデルを愛用していた身からすると、少しでも画面の大きいモデルはやはりほしい……ということで回避できず買ってしまいましたが、結果としては使ってからの満足度は相当高いものになりました。

その理由としては、本体の質感とデザインは高く、あらゆるレスポンスに不満もなく、そして何よりもディスプレイの美しさで、写真や動画を見る楽しみが圧倒的に大きくなったことが挙げられます。

大きいボディだから持っていくのは躊躇しちゃう……ではなく「大きくて綺麗な画面だから、いつも持ち歩きたい!!」と思えるモデル。それがXperia XZ Premiumです。






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