「機能盛り盛り」マイコンボードで、ソニーが狙うこと – 日経テクノロジーオンライン

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 「今までのソニーとは違う」と伝えたい――。ソニーセミコンダクタソリューションズは、高機能な低消費電力マイコン「SPRITZER(CXD5602)」搭載のマイコンボードを開発、2017年末から18年初頭の販売を計画する(関連記事:「ソニー、Maker FaireでGPS付きマイコンボードを初公開、ロゴ入りバッグを400個無料配布」)。ボードの回路構成もオープンソース化し、企業や個人の“メーカーズ”らによる開発を促進する。この新たな取り組みの狙いについて、開発担当者に聞いた。

2017年8月5~6日に開催された「Maker Faire Tokyo」での、ソニー「SPRITZER」ブースの様子。

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 同社は2017年8月5~6日に開催された「Maker Faire Tokyo」(東京ビッグサイト)で初めて、マイコンボードを披露した。展示ブースでは、同ボードだけで飛行制御を行うドローンや、照度センサーに手をかざすと音楽の再生が止まるスマート音楽プレーヤー、ユーザーの体の動きに応じて再生する音楽を切り替えるスマートヘッドフォンなど、複数のデモを通してその多機能性をアピールした。

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マイコンボードで飛行を制御するドローン(左)と、明るさで音楽の再生を制御するスマート音楽プレーヤー(右)のデモ。

 搭載するマイコンCXD5602は、ARM Cortex-M4F 6コアの処理能力、GNSS(Global Navigation Satellite System:全地球衛星測位システム)やハイレゾ対応オーディオ、9軸センサーの情報を集積して「歩く」「走る」などの動作状況を認識できる「センサーフュージョン」と多様な機能を搭載しながら、小型で低消費電力な特徴を持つ。GNSSとしては、米国のGPSだけでなく、ロシアのGLONASS、中国のBeiDou、欧州のGalileoと複数のシステムに対応する。小型かつ安価なGNSSモジュールの需要は高く、「測位機能だけでも欲しい人がいると思う」と開発を担当したソニーセミコンダクタソリューションズ IoTビジネス部3課の太田義則氏は話す。

 また、CXD5602はソニーの出す製品としては初めて、2016年に買収したイスラエルAltair Semiconductor社の低消費電力LTEモデム(Altair 1160 Module)にも対応する。LTE以外にもBluetoothやWi-Fi、ソニーが開発したLPWA(Low Power Wide Area)などによる通信もサポートする。






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