キヤノンとニコンから高性能ミラーレス一眼が出る?【18年予測】(日経トレンディネット)

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 専門家が「2018年のデジタル製品トレンド」を予測する、日経トレンディネットの1月特集。デジカメ担当の磯 修は、今年2018年のデジカメ業界をどう予測するのか?

【関連画像】デジタル一眼レフカメラが苦手としていたローアングルの撮影も、可動式液晶を備えるミラーレス一眼ならば決定的瞬間を切り取りやすい(ソニー「α9」で撮影 写真提供:ソニー)

磯 修の予測は……

【1】ソニーを追撃! 大手2社が高性能フルサイズミラーレス一眼を投入

【2】レリーズ直前の写真が撮れる「さかのぼり撮影」が一般的に

【3】デジカメにもAIの波、撮影や再生がよりインテリジェントに

●ソニーを追撃! 大手2社が高性能フルサイズミラーレス一眼を投入

 2018年は、プロ向けのデジタル一眼レフカメラを精力的に展開しているキヤノンとニコンの2社が、撮影性能を大幅に引き上げたフルサイズミラーレス一眼を発表する可能性が高い。狙いは、ズバリ「2020年の東京五輪で多くのプロカメラマンに使ってもらう」ことにある。

 2社のプロ向けデジタル一眼レフは連写性能やオートフォーカス性能に優れており、おもにスポーツを撮影するプロカメラマンにとってフィルム一眼レフ時代から定番の存在となっている。だが、「ボディーが大きく重い」「背面液晶を見ながらのライブビューや動画撮影では連写やオートフォーカスの性能が落ちる」「撮影時はファインダーが見えなくなる」「ミラーショックによるぶれや騒音が発生する」などの欠点が存在。ミラーやシャッターなどのメカを高い精度で駆動させる必要があるため、将来的に連写速度の大幅な向上が見込めないデメリットもある。

 それらの欠点を解決できるカメラとして存在感が高まっているのがミラーレス一眼だ。ソニーが2017年に投入したフルサイズミラーレス一眼「α9」「α7R III」は、「小型軽量ながら圧倒的な高速撮影性能を持ち、一眼レフの欠点の多くを解消した意欲作」と、スポーツや野生動物の撮影を手がけるプロだけでなく、子どもやペットの撮影を楽しむ写真ファンの間で大きな話題になった。

 「ミラーレス一眼でスポーツ撮影なんて無理では」と思うかもしれないが、α9は「簡単で手軽な入門者向けの小型軽量カメラ」という従来のミラーレス一眼とは別物に仕上がっている。連写やオートフォーカスの速度はプロ向けのデジタル一眼レフを超えるほどで、20コマ/秒での高速連写でもピントを合わせ続けながら撮れる。高速連写時もファインダー像が消失しない点や、無音で高速連写できる点、高い精度で人物の瞳にピントを合わせて撮影できる点など、デジタル一眼レフにはない長所も備える。すべてのレンズで手ぶれ補正が働くボディー内手ぶれ補正機構を搭載していることも、2社のデジタル一眼レフにはない長所といえる。

 ボディーやレンズが軽量コンパクトで扱いやすいことや、背面液晶を見ながらのライブビューでも連写やオートフォーカスなどの撮影性能が落ちないこと、明るさや色合いなどの仕上がりが撮影前に確認できること、撮影時にミラーが上下しないのでぶれの発生が少ないことなど、ミラーレス一眼のメリットは健在。デジタル一眼レフに対しての欠点を解消しつつミラーレスならではの魅力を保ったことで、スポーツカメラマンも注目すべきカメラになった。

 ニコンやキヤノンのデジタル一眼レフを長らく使ってきたプロカメラマンも、α9やα7R IIIの実力を認めてくら替えする人がじわじわと増えている。もちろん、2社が指をくわえてその状況を見ているはずはなく、3月1日から横浜で開かれるカメラ展示会「CP+」でα9対抗となる高性能ミラーレス一眼を発表し、ソニー独走の食い止めに動くだろう。

 2社とも、長い歴史を誇る一眼レフカメラは独自の技術やノウハウを持っており、多くのユーザーの声を反映しながら直感的な操作性や撮影性能を磨き上げてきた。ラフな扱いでも容易には壊れない堅ろう性や、雨の中でも使える防滴性能も、プロの信頼を勝ち得てきた要素といえる。満を持して高性能ミラーレス一眼を発表するとなれば、それら持てる技術を惜しみなく盛り込んだカメラになるのは間違いなく、先行するソニーにはない魅力を持つ1台になるはずだ。

 2020年の東京五輪では、デジタル一眼レフを一脚や三脚に据えて操るカメラマンに加え、ミラーレス一眼を手持ちで操るカメラマンの姿が見られそうだ。






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