人気集める異色バー お酒片手にゲームや射的… [佐賀県] – 西日本新聞

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 夜になると、スーツ姿のサラリーマンらでにぎわう佐賀市の歓楽街。スナックや小料理店が軒を連ねる中、一風変わったバーも人気を集めている。エアガンを体験できたり、家庭用ゲーム機をそろえていたり、趣味や興味をそそる夜の店。どんな魅力があるのか訪ねてみた。

 エスプラッツ西側から白山名店街を北に抜け、徒歩10分。佐賀市大財1丁目の「NEST」は長屋の一角にある。店内にはスナイパーライフルからハンドガンまで、多種多様なエアガンが40種類近く飾られている。まるで米国の銃砲店のよう。2階には4・5メートルほどの射的場もあり、グループが酒を楽しみながら興じていた。

 少年時代からモデルガンが好きだったというオーナーの井戸正善さん(36)が昨年10月にオープンした。「お酒が飲めない人でも、趣味で盛り上がれるお店があってもいいと思い立った」と話す。

 開店当初は「モデルガンマニアが集まるだろう」と想定していたが、違った。「変わった店があるぞ」と口コミで広がり、若い女性グループから70代の男性まで幅広い層の人たちが来店する。「ストレス発散が目的の人や射撃をやっていた人までさまざま。今ではお酒のキープではなく、自前のエアガンをキープする人も現れた」と笑う。

 友人と訪れた佐賀市諸富町徳富の自営業女性(44)は「エアガンを触るのは初めてだったけど、撃ってみると爽快。友達と射的で競い合って楽しかった」。お酒も進み、上機嫌だった。

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 佐賀市役所西側の通りを南に歩いた雑居ビル3階。同市愛敬町の「ダンジョン」は昨年7月にオープンした。最新のゲーム機から1983年発売の任天堂「ファミリーコンピュータ」まで家庭用ゲーム機をそろえている。

 「僕らが小さいころ近くにあったゲームセンターやゲーム機を置いてあった駄菓子屋は、今ではほとんどなくなった。あの頃の子どもが大人になって、懐かしめる空間をつくろうと思った」とオーナーの古川裕将(ゆうすけ)さん(31)。自身も小学生から格闘ゲームに熱中した世代だ。

 客層はサラリーマンや大学生ら20~30代が中心。小、中学生の頃にやっていたゲームソフトを手にとっては当時を振り返り、時間も忘れて思い出話で盛り上がっているという。「ゲームをやり始めると、みなさん少年のような笑顔になります」と古川さん。ゲームで童心に帰り、楽しめるのが魅力だ。

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 井戸さんも古川さんも店で大事にしているのは「遊び心」という。エアガンやゲーム機はあくまでもきっかけに過ぎず、楽しさの共有が新たな出会いを生む。

 「物珍しさもあるとは思うけど、他のお客さんとも一緒に楽しめる」と井戸さん。古川さんも「同じ話題で知らない人同士が友達になり、人の輪が広がる」と話した。

 楽しめれば、お酒もおいしく感じるというもの。あなたも異色バーに足を運んでみては。

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 NEST=0952(97)8004。営業は午後7時~午前1時。月曜定休。ダンジョン=0952(97)7440。営業は平日午後8時~午前3時、金、土曜は午後6時~午前4時。第2、4水曜日定休。

=2017/06/08付 西日本新聞朝刊=






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