[デジモン]初の舞台版で人形のデジモンが躍動 「“生”ならではの驚きを」

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アニメ「デジモンアドベンチャー tri.」の舞台版「超進化ステージ『デジモンアドベンチャー tri.』 ~8月1日の冒険~」のビジュアル(C)舞台「デジモンアドベンチャー tri.」製作委員会

 人気アニメ「デジモンアドベンチャー」シリーズの新作「デジモンアドベンチャー tri.」の舞台版「超進化ステージ『デジモンアドベンチャー tri.』 ~8月1日の冒険~」が、8月5~13日にZeppブルーシアター六本木(東京都港区)で上演される。マンガやアニメ、ゲームなどが原作の舞台は2次元(マンガなど)と3次元(舞台)が融合した“2.5次元”が人気を集める中、同シリーズの舞台化は初めて。舞台「プルートゥPLUTO」やミュージカル「わたしは真悟」などを手がけてきた谷賢一さんが脚本、演出を担当する。デジモンの表現はどうなるのか……などというファンの声を聞く今、谷さんを直撃。舞台版の演出や意気込みについて聞いた。

 ◇デジモンと人間のつながりを大事に

 「デジモンアドベンチャー」シリーズはバンダイの携帯液晶ゲーム機から生まれたアニメ。1999~2000年に放送された初代「デジモンアドベンチャー」は、小学生の八神太一らがデジタルワールドという世界に飛ばされ、奇妙な生物・デジタルモンスターと冒険する姿が描かれた。「tri.」は初代の放送開始から15周年を記念して制作された続編。「デジモンアドベンチャー02」の最後の戦いから3年後を舞台に、成長した太一たちの活躍が描かれている。全6章で、第1章が15年に公開された。第5章は9月30日公開。

 特撮ドラマ「手裏剣戦隊ニンニンジャー」で加藤・クラウド・八雲(アオニンジャー)役を務めた松本岳さんが太一を演じるほか、橋本祥平さんや森田涼花さん、上村海成さんらが出演する。

 「デジモン」は、約20年におよぶ歴史があるシリーズだが、谷さん自身は「僕は35歳で、微妙に世代ではないんです。アニメも見たことがなかった」という。今回、舞台を手がけるにあたり、アニメを見たといい「何度も泣いた。子供の成長、デジモンの進化が絡み合ったストーリーは、子供の頃を思い出したり、自分の子供や一緒に仕事をしている若い俳優のことを考えさせられた。アニメ『tri.』は“選ばれし子供たち”の悩みのリアルさに共感した」と感動したようだ。

 アニメを手がけた東映アニメーションの関弘美プロデューサーのレクチャーも受けて「デジモン」の理解を深めていった。谷さんが舞台化にあたって考えたのは「成長、進化、デジモンと人間のつながりを大事にしたい」だ。「舞台では、高校生になった選ばれし子供たちが、あの頃の自分たちに一日だけ戻ろうとする。子供のころの思い出を抱えながら、大人になるとは……と考えていくことになります」とストーリーを説明する。

 ◇舞台の表現は“生”が面白い

 舞台版で気になるのがデジモンの表現だ。近年は、プロジェクションマッピングを多用したステージも多いが、谷さんは「生身ならではの驚きを見せたい」と考え、人形劇団に依頼して、デジモンの人形を制作した。制作したのは実物大の動く人形。「デジモンはデジタル生命体という設定ですが、生身でアナログ的なものを感じた。できれば、アナログな表現にしたいと考えました。今はプロジェクションマッピングが進化していますが、舞台の表現は生が面白い。その場で仕組みが分かるものが動いているのも面白い。お金も手間もかかるのですが(笑い)」と話す。

 アニメでは、デジモンの派手な進化シーンも見どころの一つだが、舞台でも「進化後の姿も実物大で見せたいと考えています。そこは見てのお楽しみですね」。派手な演出が期待できそうだ。

 ◇2.5次元とほかの舞台の線引きはしない

 「デジモン」の舞台は人形を使用するなど2.5次元ならではの演出を楽しめそうだが、谷さんは「基本的に2.5次元とほかの舞台を線引きしていません」とも話す。

 「大学で歌舞伎の勉強をしていた時、『歌舞伎を文芸作品と思うな』と言われたことがあります。歌舞伎では、その時代の大衆の欲望と付き合って、大衆の見たいヒーローや悪党を描いてきた。今、2.5次元が求められている。僕は、その時代に人が求めていること、どういう感動があるのか?を考えることに興味がある。2.5次元だから……などと考えてはいません」という。

 「デジモン」の舞台について「演劇ならではの表現もあります。こういう表現があるんだ……と楽しんでもらいたいですね。『デジモンであること』にもこだわっています」と話す谷さん。生のデジモンや選ばれし子供たちは舞台でどんな活躍を見せるのか……。


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