iPad復活、進化が問われるのは次の四半期 – 松村太郎のApple深読み・先読み – マイナビニュース

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Appleが発表した2017年第3四半期決算のハイライトは、なんと言ってもiPadの復活だ。2014年第1四半期を境に、前年同期割れの販売台数を繰り返す長い下落トレンドに陥っていたタブレットのトップブランドは、今回の決算で、1,142万4,000万台の販売台数を報告し、下落トレンドを食い止め、再浮上に転じた。第3四半期で1,000万台以上のiPadを販売したのは2015年以来で、当時の最上位機種はiPad Air 2だった。

2017年第3四半期決算報告より

iPadの販売台数上昇に寄与したデバイスは何だったか、決算の数字を見ていこう。iPadの販売台数は前述の通り、前年同期比で15%上昇したが、iPadの売上高は、前年同期比で2%増と、小幅な上昇に留まっている。つまり、1台あたりの平均販売価格が昨年よりも下がっていることを意味する。

AppleはWWDC 2017で、iPad Air 2のデバイスデザインを踏襲していた9.7インチiPad Proを廃止し、10.5インチという新しいサイズのiPad Proを登場させた。また12.9インチiPad Proも刷新し、ディスプレイ品質の更なる向上と、6コアを搭載するA10X Fusionを搭載し、競争力を高めてきた。価格もこれまでのiPadより高く設定されている。

iPad Proが牽引しての販売台数上昇であれば、売上高は15%以上の伸びを見せるはずだった、と考えられる。そのため、iPad Proの投入が、iPadの販売台数を急速に回復させた要因とはいえない。このことから、今回のiPad浮上をもたらした最大の要因は3月に発売した9.7インチの第5世代iPadだ、と結論づけられる。

329ドルからというこれまでの9.7インチサイズの中で最も安く設定された新製品として登場したタブレットは、米国の6月のタブレット市場で55%のシェアを獲得するなど、タブレット市場の活性化とAppleの支配力の強化をもたらす結果となった。






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